前線を伴う低気圧が四国の南海上を通過する影響で、徳島県内は27日明け方から昼過ぎにかけて、山地や周辺の平地を中心に大雪となる恐れがある。徳島地方気象台は積雪や路面凍結に注意を呼び掛けている。
気象台によると、今冬一番の寒気の影響で、標高の高い地域を中心に気温が低い状態が続いている。このため、低気圧の通過により山地を中心に大雪となる見込みで、周辺の平地などでも大雪の恐れがある。徳島市の沿岸部などは「大雪の恐れは低い」との見方を示した。
27日午前6時までに予想される12時間降雪量は多い所で山地2センチ、平地1センチ。午後6時までの24時間降雪量は山地10センチ、平地5センチと予想している。朝の予想最低気温は徳島市と美波町で2度、三好市池田町で氷点下2度。
26日午前の最低気温は全8観測地点で0度を下回り、三好市東祖谷京上で氷点下8・0度を記録するなど4地点で今季最低となった。西部では積雪が残り、池田町では池田高校の生徒らが足元に注意しながら寒そうに登校していた。