五稜箸の太さを確認する児童(左)=那賀町和無田の木頭学園

五稜箸の太さを確認する児童(左)=那賀町和無田の木頭学園

 那賀町木頭和無田の小中一貫校・木頭学園の児童生徒が、木頭杉の間伐材を使った五角形の箸「五稜(ごりょう)箸」を作った。同校では例年、卒業記念として児童生徒が箸作りに取り組んでいるが、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに実施した。

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 箸作りは24日にあり、6年生と9年生(中学3年)の各3人が参加。同町木頭出原の木製品販売会社「Wood Head(ウッドヘッド)」の西田靖人社長(55)らが講師となり、手順を指導した。児童生徒は木頭杉の箸を1本ずつかんなで削って先端を細くし、紙やすりで表面を滑らかに磨いて仕上げた。

 6年の渡越(とごえ)梓さん(12)は「同じ細さにそろえるのが難しかったけれど上手にできた。大事に使いたい」と笑みを浮かべた。