円すい状に丸めたパラフィン紙から針先ほどの細い線のチョコレートが「犬の体毛」として一本一本植え付けられていく。「パイピング」と呼ばれる技法を駆使して東條毅さん(66)=県洋菓子協会会長、美馬市脇町=が生み出したケーキは、今にも動きだしそうだ。