全国高校総合体育大会(インターハイ)第5日は5日、三重県津市の津市産業SCなどで22競技が行われ、女子バレーボール決勝で、徳島市出身の西川有喜・吉野姉妹が在籍する金蘭会(大阪)は下北沢成徳(東京)に敗れ準優勝だった。
姉・西川有、 決めきれず反省
2年前と同じ顔合わせとなった決勝で敗れ、4年ぶりの優勝を逃した金蘭会(大阪)。エースとしてチームの中核を担う西川有=富田中出=は「ミスが続き、自分たちの悪い部分が出た」と表情を曇らせた。
準決勝までの5試合を全てストレート勝ちしてきた攻守の強みが、決勝では影を潜めた。身長180センチの西川有は、レフトの高い打点から何度もスパイクを放ったが、相手の好レシーブやブロックに阻まれた。「得点しなければいけないところで決められなかった」と反省の言葉を口にした。
1月の全日本高校選手権(春高バレー)を制した全国屈指の強豪校。徳島を離れて2年余り、日本一を目標に練習に励む毎日で「金蘭会に来て貴重な経験をさせてもらっている」と感謝する。
今春入学した1年生の妹・西川吉=同=はこの日は出場機会がなかった。姉妹での活躍を目指し「チームに貢献できるよう、気合を入れて練習する」とさらなる成長を誓った。