【ロサンゼルス共同】ブラジルの警察は27日、首都ブラジリア近郊にある農場の乗っ取りを企て、一家10人を次々に殺害したとして容疑者5人を逮捕したと発表した。犠牲者には6歳と7歳の子どもも含まれ、警察は容疑者らが一家全員を殺害すれば相続者がいなくなると考えて犯行に及んだとみて捜査を進めている。地元メディアが報じた。
調べでは、容疑者らは昨年12月28日から今月15日にかけて農場主(54)と妻や息子夫婦、3人の孫らを次々とおびき出し、銃や刃物などで殺害した疑い。農場は200万レアル(約5千万円)の価値があったとされ、容疑者のうち2人はこの農場に住み込んでいた。