消防・防災活動における女性の活躍について意見交換するパネリストたち=徳島市のとくぎんトモニプラザ

消防・防災活動における女性の活躍について意見交換するパネリストたち=徳島市のとくぎんトモニプラザ

 消防・防災分野における女性の活動促進策について話し合う「女性消防団やママさん防災士らによるトークセッション」(県主催)が29日、徳島市のとくぎんトモニプラザで開かれ、県内の消防団員や防災関係者ら約60人が参加した。

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 「女性の強みを生かした活躍」や「家庭・仕事との両立」などをテーマに、女性の消防団員や防災士らが昨年末に同市で意見交換した内容を5人が発表した。

 「徳島ママ防災士の会Switch」の瀬戸恵深代表(36)は、女性防災士が活動しやすくなるために、防災勉強会や啓発イベント会場には託児所などを設けるよう提案。小松島市消防団員の齋藤奈緒美さん(41)は女性の強みに細やかな気配りを挙げ、「避難所運営で貢献できるほか、被災した子どもらの心の支えにもなれるのではないか」と訴えた。

 女性の消防・防災活動にスポットを当てることで担い手不足に悩む消防団の活性化につなげようと初めて開かれた。