日用品大手のユニ・チャームは30日、就職活動中の学生を入社まで支援した社員に対し、手当を支給する制度を1月に導入したと発表した。人材獲得競争が激化する中、優秀な人材を確保するための意識を全社的に高める狙い。同様の手当は珍しく、月額1万円。若手や転職者を業務面などで手助けした社員への手当も導入する。
就活生支援の手当は「キャリアナビゲーター手当」と名付けた。就職希望の学生とコミュニケーションを図り、入社まで寄り添う役割を担った社員に、最長1年間支給する。
また、1月から人事評価にESG(環境、社会、企業統治)項目を新たに追加したことも発表した。