日亜化学工業(阿南市)は、高齢者の目に優しい白色LEDを製品化した。人間は年を重ねると目の水晶体が変化し、対象物が黄ばんで見えることに着目。光の配合を工夫し、より自然な光が見えるよう最適化した。老人保健施設をはじめ高齢者が住む住宅で使う照明や読書灯などの利用を想定している。

 同社によると、水晶体は加齢とともに黄色く変化し、青色の光を感知しにくくなる。新しいLEDは蛍光体の種類や色の配合を工夫することで、黄色を減らして反対色の紫系を増やすなどした。

 照明器具に組み込むと…