高齢運転者の交通事故対策として、自動ブレーキなどの衝突被害軽減機能を備えた安全運転サポート車(サポカー)限定免許制度が導入されて8カ月たつが、徳島県内で免許取得者がいないことが県警への取材で分かった。限定免許証に変更するとサポカーしか運転できない不便さや周知不足が理由とみられるが、高齢運転者が死亡事故を起こす割合は高く、県警は安全のために取得を呼び掛けている。

 サポカー限定免許制度は近年相次ぐ高齢運転者の重大事故を防ぐために、免許証の返納を考える高齢者らの新たな選択肢として昨年5月の道交法改正に伴い導入された。県運転免許センターで従来の免許証と変更できるが…