起業のヒントを探ろうと街を歩く合宿参加者ら=三好市内

起業のヒントを探ろうと街を歩く合宿参加者ら=三好市内

 徳島新聞社と徳島大の連携プロジェクト・まちしごとファクトリーの実践型ワークショップ「スモールビジネス開発室」の1回目の合宿が14日、移住などを支援する三好市池田町の施設「heso camp(へそキャンプ)」で始まった。起業を目指している徳島県内外の男女5人が参加。3回の合宿で具体的なビジネスプランづくりに挑戦する。
 
 三好市池田町でバー「heso salon(へそサロン)」などを開いている西崎健人さん(31)と、美馬市脇町のうだつの町並みでカフェ兼産直店「フナトト」を営む田村圭介さん(39)が講師役を務めた。
 
 それぞれの参加者はまず、漠然と考えているコンセプトを紙に書き出したり、講師の意見を仰いだりしながら、プランの具体化を目指した。健康や子育て情報などをやりとりできる会員制交流サイト(SNS)を開設する案などが生まれた。
 
 「三好市中心部で起業するなら」との観点で、商店街や空き店舗などの視察もした。15日は街頭で聞き取り調査をするなどしてニーズを探り、起業に向けた課題を探る。
 
 プロジェクトは、スモールビジネスの起業や空き家の利活用で地域活性化を図るのが狙いで、8月にスタート。合宿の2回目は12月12、13の両日、3回目は来年2月18~20日。他に3回の勉強会(研究室)もある。