厚生労働省が1月23日、保育所やこども園で使用した紙おむつについて、施設での処分を推奨する指針を出した。徳島県内で使用済みのおむつを施設で処理している公立の保育所などは、8市中2市のみ。保護者らからは、厚労省の指針を歓迎し導入を求める声が上がる一方で、関係者からは処分費用を心配する声も聞かれる。

 県内の公立の保育所とこども園で、吉野川市と阿波市を除く6市では、使用済みおむつは、袋に包んで保護者に持ち帰ってもらっている。私立施設での使用済みおむつの取り扱いについては、全市とも各施設に対応を委ねている。

 持ち帰りの理由は、「保護者が便を確認することで子どもの健康状態の把握につながる」「園で処分することで保育士の業務が増える」「処分費用負担の問題」などを挙げる自治体が多かった…