県観光協会が初めて作ったPR用浴衣=アスティとくしま

県観光協会が初めて作ったPR用浴衣=アスティとくしま

 「秋の阿波おどり~阿波おどり大絵巻2015」が徳島市のアスティとくしまで開幕した28日、県観光協会が作った「阿波おどり花(か)れん浴衣」がお披露目された。協会が自前の浴衣を作るのは初めてで、協会マスコットキャラクター「花れんちゃん」や徳島ならではの絵柄があしらわれている。着付け体験などに活用し、阿波踊りのPRに役立てる。

 浴衣は藍色とグレーを基調とした男性用と、ピンクに紫を織り交ぜた女性用の2種類。デザインは男女とも同じで、協会職員が中心となって考案した。絵柄にはヤマモモやシラサギ、アカウミガメ、鳴門の渦潮など、徳島を象徴する動植物や観光資源を取り入れている。

 男女合わせて40着を用意。毎年夏に協会がアスティとくしまで開いている「アスティおどりひろば」の着付け体験などに利用するほか、協会職員が各地へ観光キャンペーンに出向く際に身に着ける。

 28日の秋の阿波おどりでは、男女先着各5組に有料で着付け体験を行った。参加者は新作浴衣に袖を通し、阿波踊りも楽しんだ。

 協会の清重泰孝理事長は「自前の事業以外にもイベントの司会衣装や阿波踊り体験などに貸し出したい。ぜひ広く活用してほしい」と話す。

 29日もアスティとくしまで有料の着付け体験がある。問い合わせは協会<電088(624)5111>。