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 鳴門市撫養町に大手カフェチェーン「コメダ珈琲店」の鳴門店が4月下旬オープンする。コメダ珈琲店は県内で7店舗目。徳島県内で携帯電話ショップを6店舗展開する「コール・ミー」(徳島市)がフランチャイズで運営し、カフェと携帯ショップを連携させたサービスも企画して相乗的に利用者増を目指す。

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 「コメダ珈琲店 鳴門店」は、木造平屋約198平方メートル。座席数は92席で、駐車場は43台分を設ける。営業時間は午前7時から午後11時まで。現在は従業員を募集するなど、準備を進めている。

 近くにコール・ミーが構える携帯ショップ「auショップ鳴門」があり、その待ち時間に利用してもらうほか、コメダ珈琲店でスマートフォンの扱い方についての教室を開催することなども検討している。

 コール・ミーが飲食事業を手掛けるのは初めて。新たな柱となるビジネスを模索する中で、カフェは携帯電話販売と連携が取りやすいと考えて着手した。コメダ珈琲店側も空白地となっている鳴門市での出店を探っていた。コール・ミーの和田津研策専務(47)は「カフェは気軽に利用しやすい。携帯ショップとの相互利用を促して集客アップにつなげたい」と話した。(鈴江宗一郎)