徳島県知事選への出馬を有力視されながらも態度を明らかにしてこなかった飯泉嘉門知事が、ついに6選を目指す考えを明らかにした。4日に徳島市内で開いた会見では、多選の弊害や国政転身を見据えた「知事では限界」発言などへの反省を強調。一方で報道陣の質問に真正面から答えず、過去の「実績」を延々と語る場面も目立った。立候補や候補者の擁立を予定している陣営の関係者は、多選や言行不一致に批判の声を上げた。
JRホテルクレメント徳島で開かれた会見。知事は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、3日に2023年度当初予算案を発表したことで「自分の進退について考える時期が来た」と述べた後、声のトーンを上げて「大変困難な道だが、出馬をここに表明する」と宣言した。
困難な道の理由として自ら挙げたのが…
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