3月23日告示の徳島県知事選に現職の飯泉嘉門知事(62)が立候補を表明し、異例の保守分裂選挙に突入しそうだ。これまでに出馬を表明している三木亨元参院議員(55)、後藤田正純元衆院議員(53)、岸本泰治元県議(65)はいずれも自民党系。対応が注目される自民県連は、飯泉氏を支援する方針の県議会自民党の県議が幹部を占めており、飯泉氏を支援する可能性が高いとみられる。

 飯泉氏は4日の出馬表明会見で、自民を含む政党への推薦依頼について、県議会各派と相談しながら進める意向を示した。県連の杉本直樹会長は5日、「知事から推薦依頼があれば話し合って決める」と話した。ある県連幹部は県議会自民党の方針を踏まえ、「県連として推薦する流れになるのではないか」と明らかにした。

 県連は昨年12月に開いた常任総務会で…