週明け6日午前の日経平均株価(225種)は続伸し、一時約2カ月ぶりの高値となる2万7800円台を付けた。上げ幅は300円超高の場面もあった。政府が日銀の雨宮正佳副総裁に次期総裁就任を打診したとの一部報道を受け、外国為替市場で急速に円安ドル高が進み製造業銘柄を中心に買い注文が先行した。

 午前10時現在は前週末終値比242円36銭高の2万7751円82銭。東証株価指数(TOPIX)は10・47ポイント高の1980・73。

 日本経済新聞が6日付朝刊で、政府が雨宮氏に総裁就任を打診したと報道。市場では、雨宮氏が総裁に就任すれば、金融緩和策が急変する可能性が減ったと安心感が広がった。