4月の統一地方選を前に、選挙カーでの名前の連呼自粛を申し合わせる議会が相次いでいる。北島、松茂両町議会が昨年12月に決めたのに続き、小松島市議会は1月の全員協議会で決定した。いずれも選挙戦での騒音防止が目的としている。法的根拠や強制力はなく、新人や元職に協力を求めるかどうかは対応が分かれる。小松島と北島は東日本大震災の被災者に配慮した2011年の選挙から続けている。専門家からは「知名度の低い新人が不利になる恐れがある。選挙運動の方法は立候補者が判断するべきだ」との意見が上がる。
小松島市議会が市議選での連呼自粛を申し合わせるのは4回目。公選法の規定では選挙カーで名前を連呼できるのは午前8時~午後8時だが、朝と夜の時間帯は自粛して午前10時~午後5時に限定する。選挙カーでの移動や人口密集地での演説は制限しない。新人や元職にも協力を要請する。
ただ申し合わせに従わない議員もいる。徳島新聞が立候補を予定する現職14人に取材したところ…
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