鳴門市北灘町の「きたなだ海の駅」で、4匹の雄猫が暮らしている。「こなつ」(推定4歳)、「やまと」(同4歳)、「うり」(同3歳)、「まろん」(同3歳)。いずれも駅やその周辺で見つかった。

写真を拡大 左から「まろん」、「こなつ」、「うり」、「やまと」

 きたなだ海の駅では以前に“猫駅長”の雄猫「なる」がいて、職員や来場者のアイドルだったが、2018年1月に肺炎で亡くなった。その後、19年1月にこなつ、同7月にやまととうり、20年7月にまろんが姿を見せ、北灘漁協の松下有宏組合長や駅のスタッフが世話をしている。

写真を拡大  駅長見習いのこなつ

 キジトラの「こなつ」は物おじしないことから、記念撮影に応じるなど集客に一役買っていた「なる」の後を継ぐ駅長として期待されている。現在は見習いだ。黒猫の「やまと」は4匹の中で体が一番大きく、体重はなんと約12キロもある。性格はおっとりしている。茶トラの「うり」はとってもマイペース。同じく茶トラの「まろん」はごはんに目がなく、エサをあげると真っ先に寄ってくる。遊ぶことも好き。

 4匹は現在、地元のケーブルテレビに出演するなど活躍している。海の駅では産直施設・JF北灘さかな市前の建物で室内飼いされており、部屋の外から見ることしかできないが、今後は直接ふれあえる猫カフェのオープンを計画しているそう。さかな市の中瀬恵子店長は「ぜひ見に来てほしい」と話した。(鈴江宗一郎)