シャープは7日、2023年3月期の連結業績予想を下方修正した。本業のもうけを示す営業損益は従来予想の250億円の黒字から200億円の赤字(前期は847億円の黒字)に、売上高は2兆7千億円から2兆5500億円となる見通し。ディスプレーの市況悪化や在庫抑制のための生産減が響いた。営業赤字は経営危機に陥った16年3月期以来、7年ぶり。

 23年3月期の純損益予想は22年11月時点で50億円の黒字を見込んでいた。しかし「抜本的な構造改革の最中のため、合理的な算定が困難」として未定に変更した。

 22年4~12月期連結決算は、売上高が1兆9670億円、純損益は72億円の赤字だった。