野口さん(右)の指導を受けてボルダリングに挑戦する子ども=2022年1月、鳴門市撫養町のボートレース鳴門ウズホール

野口さん(右)の指導を受けてボルダリングに挑戦する子ども=2022年1月、鳴門市撫養町のボートレース鳴門ウズホール

 鳴門市撫養町大桑島のボートレース鳴門は3月26日、全国の小学生を対象にしたボルダリング大会「UZUCUP(ウズカップ)」を同所のウズホールで初めて開く。東京五輪スポーツクライミング女子の銅メダリストでプロフリークライマーの野口啓代さんを招いた初心者教室もある。大会、教室とも今月10日から参加者の受け付けを始める。

 ウズホールのボルダリング設備は2020年2月にオープンした。最大130度の傾斜があるボルダリング用人工壁(高さ4・5メートル、幅21メートル)が設けられ、無料の施設としては国内最大級だ。野口さんは22年1月にも訪れ、小学生を指導した。

 大会は性別の区分がなく▽小学1、2年▽3、4年▽5、6年―の各部で実施。それぞれ八つの課題が設定され、複数人が同時に競技する。制限時間内であれば何度でも挑戦でき、好きな順番で登って完登数や途中の加点で順位を競う。各部の定員は先着30人で、参加費は1人3千円。

 野口さんによる初心者教室は午前9~10時。定員30人(応募多数の場合は抽選)で参加無料。大会参加者は申し込めない。締め切り3月10日。

 いずれも申し込みはオンライン予約システム「Coubic(クービック)」から。

 市は20年、総合型フィットネスクラブを全国展開するルネサンス(東京)と地方創生に関する包括連携協定を締結。協定に基づき、ボルダリングをはじめとするスポーツ教室やイベントを開催している。

 市ボートレース企画課は「地域開放型施設の来場者増につなげるとともに、よりボルダリングに親しんでもらえる機会にしたい」としている。