統一地方選の第1弾となる徳島県知事選が26日、告示される。立候補を表明しているのは無所属で現職の飯泉嘉門氏(54)と、共産党新人で県議の古田美知代氏(66)の2人。3回連続で飯泉氏と共産候補の一騎打ちとなる見通しで、飯泉氏の3期12年の県政運営への評価が最大の焦点となる。4月12日に投票、即日開票される。
 
 4期目を目指す飯泉氏は、公約集「カモンマニフェスト」で「地方回帰・加速とくしま」「安全安心・先進とくしま」の実現など七つの基本目標を掲げ、達成時期などを示した200項目の政策を打ち出した。

 人口減少と東京一極集中の是正に向け、移住・交流の取り組みを推進。LEDや全国屈指の光ブロードバンド環境を活用した経済成長戦略や、地域防災力を強化する人材育成、インフラ整備にも力点を置いている。

 自民党県連や県議会の自民系2会派に加え、公明、民主系の会派が推薦しており、事実上の相乗りとなっている。

 古田氏は、飯泉県政を「国の悪政を流し込み県民の苦しみが増えるばかりだ」と批判し、「国に物言う県政」「暮らし・福祉最優先の県政」「地域経済応援の県政」への転換を主張する。

 街頭演説を中心に、県費助成による国民健康保険料の引き下げや高校卒業までの医療費の無料化、正規雇用の増加などの重点施策を訴える。財源は、徳島市中心部の鉄道高架化や旧吉野川流域下水道事業などの見直しで捻出できるとしている。

 選挙戦では党公認の県議選立候補予定者らと連動。批判票の掘り起こしを狙う。