第18回統一地方選の幕開けとなる徳島県知事選は、26日午後5時で立候補の届け出が締め切られ、無所属現職で4選を目指す飯泉嘉門氏(54)と、共産党新人の古田美知代氏(66)の一騎打ちが確定した。前々回、前回と同様、飯泉氏と共産新人が争う構図。選挙戦は3期12年の飯泉県政への評価が最大の焦点で、両氏は地方創生や福祉、景気経済対策などを争点に舌戦を展開する。投票日は4月12日で即日開票される。

 飯泉氏は、出陣式の後、選挙カーに乗り込み、最終目的地の三好市に向けて街頭宣伝活動をスタートさせた。

 政府の看板政策である地方創生の実現に強い意欲を見せ、「徳島ならではの処方箋を示し、絵に描いた餅ではなく、おいしく食べられる餅にする」と強調した。

 陣営は高得票率での勝利を目指す。五軒家憲次選対本部長は「投票率が上がれば獲得票も比例する」とみて、政策の訴えと併せて投票の呼び掛けを重視する考えを示した。

 古田氏は、出陣式後、出身の阿南市へ選挙カーを走らせた。街頭演説では「暮らし、福祉、平和を守る県民本意の県政への転換」を訴えた。

 昨年8月、浸水被害を受けた母校の加茂谷中学校(同市加茂町)前では「生活再建制度ができたが、まだ不十分。本当の再建のために頑張る」と力を込めた。

 上村秀明選対本部長は「主張の軸は飯泉県政のゆがみの是正」と指摘。中小企業への直接支援などによる地域活性化策を訴える。