徳島市南昭和町で暖簾を掲げた「つけ麺 零式」。二郎インスパイア系で人気を博している「麺屋零ベース」（北常三島町）の姉妹店だ。「ラーメン店にはない雰囲気にしたかったんです」とオーナーの住友郁也さん（32・徳島市出身）はこだわりを至るところに散りばめる。カウンターや机は桜の無垢材を使って上品で落ち着いた和のテイストに。つけ麺の盛り皿は桜の木と花びらがあしらわれた優美な器を特注した。特に目を引くのは店内の一角に設けられたガラス張りの製麺室。すぐそばで製麺風景を見られるライブ感に心躍る。
焼豚つけ麺（330g1230円）は豚バラと肩ロースの2種のチャーシューが贅沢に添えられる。全粒粉を使用した小麦の香りが豊かな麺は、すする感覚を楽しめるように長め。冷水でサッと締めたものを丁寧に盛りつける。国産の煮干しやサバ節、ゲンコツなどを10時間ほど炊いて濃度を高めた魚介豚骨のつけダレは旨みの宝庫。魚介の風味を魚粉で出すのではなく、煮干しやサバ節などを炊いて抽出することで奥行きのある味に仕上げている。まずは塩で自家製麺の味を楽しむ。次につけダレで。後半はスダチをサッと麺に搾って味変するのがオススメの食べ方。つけダレがぬるくなってきたら、店員さんにお願いすると熱々に温められた焼き石を入れて復活させてくれる。
メニュー
・極上つけ麺（200g1320円）
・味玉つけ麺（330g1150円）
・鹿児島県産“六白豚”黒豚ジャンボ焼売（1個390円）
つけ麺 零式（ぜろしき）
徳島市南昭和町1-11-1（イレーネ南昭和1階）
営業時間＝11：00～LO15：00
定休日＝月曜休
駐車場：あり
多機能トイレ：なし
Wi-Fi：なし
完全個室：なし
座敷席：なし
開店：2023年1月9日
