立秋を過ぎたとはいえ、夏の甲子園。記念すべき第100回全国高校野球選手権大会、第4日のきょう、鳴門が第4試合に登場する。相手は前年優勝の強豪、埼玉の花咲徳栄。さて、勝機をどこに見いだすか、というところだが
野球やサッカーばかりがスポーツじゃないぞと、読者の方からよくおしかりを受ける。だから、というわけではない。前回は記者も生まれていない1959年だそうだから、ぜひとも書き残しておかないと。文字通り、歴史的快挙である
全国高校総合体育大会の陸上女子400メートル障害決勝で、徳島市立3年の大地彩央里さんが、今季日本高校最高記録を出して優勝した。インターハイの陸上トラック種目で徳島県の女子選手が優勝したのは、菅生泰子さん(阿波)以来、59年ぶり
前日の準決勝で、自らが持つ県記録を1秒近くも更新し、決勝ではそれをさらに上回った。爆発的な成長力は10代の特権。「言葉で言い表せないくらいうれしい」との談話もさわやかだった
球技に陸上、体操に格闘技、文化部に帰宅部、恋に受験勉強も。高校生は今、この夏だけのとっておきの汗を流しているのだろう
谷川俊太郎さんの詩の一節が浮かぶ。<生きているということ/いま生きているということ/泣けるということ/笑えるということ>。みんな違って、みんないい。