鳴門市が鳴門駅前ロータリーに整備した足湯施設の利用者数は、オープン1カ月で延べ1379人だった。1日平均では55人となり、市は「順調な滑り出し」としている。公募していた愛称は「駅前足湯ふろいで~」に決まった。
足湯は板東俘虜収容所をイメージした休憩施設(66平方メートル)内にあり、7月1日にオープンした。休館日を除く25日間で利用者が最も多かったのは初日の96人。午前中は高齢者が多く、夕方は高校生らの利用が目立つ。夏休みに入り、家族連れの姿も増えている。
市は、高齢者の健康づくりを進める「いきいきサロン」の参加者にスタンプカードを配るなど足湯の利用を促してきた。一層のサービス向上を図ろうと、今月から利用者へのアンケートも始めた。
愛称は市内の40代女性の応募作を採用。ベートーベン「第九」の歌詞フロイデ(歓喜)と風呂をかけている。市は近く、愛称を記した看板を掲げる。
施設は午前9時~午後5時、無料で利用できる。阿波踊り客らに楽しんでもらおうと8~11日は午後10時まで開館する。