徳島県内の林業家や工務店などでつくる県木の家づくり協会(徳島市)は、県産スギを活用した駐輪設備の開発を目指し、徳島大と実証事業に取り組んでいる。木材を有効利用し、市街地の駐輪環境と景観を向上させるのが狙い。木の美しさや木工技術を生かした4種類の試作設備を2022年末から同大常三島キャンパスに設置し、利便性や耐久性を調べている。16日に同キャンパスで報告会を開く。

 駐輪設備は徳島駅周辺や公園、観光施設、飲食店などでの利用を想定。立てて置く塀タイプと既存の駐輪設備に固定するタイプを各1種、ベンチとの兼用タイプ2種を…