文部科学省の方針や徳島県教委からの要請で、県内の小中高校の児童生徒と教職員は、原則マスクなしで卒業式に出席できるようになった。中でも今年卒業を迎える中学・高校の3年生は、入学時から新型コロナウイルスの影響を受けた学年。子どもらからは学校生活の最後に「日常」が戻ることを歓迎する一方、感染を心配する声も上がった。
県教委は、卒業式は基本的にマスクなしとする文科省の通達を受け、13日に各市町村教委と県立学校に、国の方針に従って式を執り行うよう求めている。
県内の学校は、現在の中学・高校3年生が入学した2020年4月から国の緊急事態宣言により約2カ月間休校となった。その年の体育祭や文化祭…
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