徳島県内の阿波踊り大会のトップを切り、鳴門市阿波おどり(市、鳴門商工会議所、市うずしお観光協会主催)が9日、市中心部で開幕する。11日までの期間中、吉本興業のタレントらがゲストで登場するほか、阿波踊りをベースにした創作舞踊集団「寶船」が初出演して盛り上げる。

 今年は鳴門駅西側の有料演舞場2カ所のうち、西演舞場を舞台演出が楽しめる踊り広場「西おどり広場」にリニューアルする。東演舞場は桟敷の長さを60メートルから80メートルに延ばし、最終日のフィナーレを飾る地元連の総踊りなどを見やすくする。

 期間中の午後7~10時に、市阿波踊振興協会の所属連や徳島市の有名連など約25連が踊り込む。タレントの石田靖さん(9、11日)、板東英二さん(10日)、間寛平さん、寶船(いずれも11日)がゲスト出演する。

 誰でも自由に参加できる「にわか連」は3日間とも、東演舞場が午後8時に、大道おどり通りが同9時に繰り出す。

 開幕に先立ち、9日午前10時から鳴門公園千畳敷で「なると市連」が初踊りを披露する。

 有料演舞場の前売り券(700円)はコンビニや市うずしお観光協会で販売している。当日券(千円)は演舞場近くに設ける販売所で取り扱う。

 9~11日の駐車場と交通規制は≪別図≫の通り。規制は午後6時半~10時半。雨天時は市文化会館で開く。問い合わせは実行委<電088(685)3748>。