香川、愛媛、高知の3県に接し、交通の要衝として栄えてきた三好市で、商店が姿を消し始めている。政府統計「経済センサス」によると、市内の卸売り・小売り事業所数は2016年に679カ所だったが、21年には362カ所まで減った。減少率は46・7%。県内8市では美馬の48・0%、鳴門の47・3%に次いで高い。

 高度経済成長期の1960年代、道路建設や自然公園の整備で建設業従事者が多く暮らした三好市東祖谷地区。過疎化に耐えきれず、店じまいする経営者が増えている…