徳島市が17日に発表した2023年度一般会計当初予算案で、夏の徳島市の阿波踊りを主催する「阿波おどり未来へつなぐ実行委員会」への支出として、前年度と同じ運営費補助の2千万円に、「運営安定化補助」の3千万円が上乗せされた。市は物価高騰や新型コロナウイルスの急拡大などに伴う運営リスクが今後も予想されることを理由に挙げた。市は「安易な赤字補塡(ほてん)には充てない」とするものの、最大で前年度の2・5倍に当たる公金投入には批判も出そうだ。
23年夏の踊り事業は、昨年末の実行委会合で、新型コロナの影響で踊り連の参加や集客の劇的な回復が見通せないため、有料演舞場が2カ所となった昨夏と同程度の規模で開催する方針が決まっている。
昨年同様に無料演舞場の運営や低額で利用できるシャトルバスの運行など…
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