「ウズ・パーク」のイメージ図(鳴門市企業局提供)

 鳴門市企業局がボートレース鳴門(同市撫養町大桑島)で整備を進めている、スポーツや遊びを楽しめる「プレイパーク」が、西日本最大級のスケートボード場を備えることになった。ボートレース振興会(東京)のモデル事業に選ばれて助成が得られるようになり、規模を大幅に拡充した。今秋のオープンを目指す。

 プレイパーク「UZU PARK(ウズ・パーク)」は、ボートレース鳴門の空き駐車場約4500平方メートルに、スケートボード場やバスケットボールコート、サイクルステーションを整備する。

 コンクリート製のスケートボード場は、当初予定の約4倍の2640平方メートルに広げる。セクションと呼ばれる約20種類のジャンプ台や斜面を設け、初心者から上級者まで楽しめる。セクションの設計は、スケートボードブランド「エビセンスケートボーズ」(東京)に所属するプロスケーターが監修した。

 バスケットコートは1面で、観客席を含めて870平方メートル。鳴門の海をイメージした青の床材を張る。自転車コースの発着点になるサイクルステーション(鉄骨平屋280平方メートル)には整備場やシャワーを備える。

 プレイパークの整備は、市が2013年度に策定したボートレース鳴門の基本計画に盛り込まれ、芝生広場やテニス場がオープンしている。地域開放型の総合レジャー施設を目指す計画が評価され、振興会のモデル事業に選ばれた。市の事業費は、当初計画通りの約1億9千万円。新たな設計費などは振興会が負担する。

 スケートボードと3人制バスケットボールは、20年東京五輪の正式種目に採用されている。市は「スポーツで交流人口増を図り、将来活躍する選手を鳴門から送り出したい」としている。