徳島市の阿波踊り期間中(12~15日)は、市中心部におどり広場やおどりロードが設けられ、街全体が踊り天国に様変わりする。踊り子と観客が一体となって楽しむ街角踊りが繰り広げられ、演舞場とは趣の違う魅力を満喫できる。今年は秋田町にもおどりロードが開設され、にぎやかさを増す。
◆おどり広場・おどりロード 秋田町おどりロードは、紺屋町交差点から南へ約100メートルの区間に設けられ、1日約30連が次々と踊り込む。新町橋南詰めの新町橋東おどり広場と両国橋南詰めの両国橋南おどり広場のステージでは、さまざまな連が趣向を凝らした演出で乱舞を披露。両国広場では、踊り子と観客が一緒となった輪踊りを楽しめる。
両国橋南詰めおどりロードは、紺屋町演舞場と南内町、両国本町の両演舞場を結ぶ路上にあり、有名連の流し踊りなどを堪能できる。昨夏まであった元町おどり広場は、無料演舞場の元町演舞場として8年ぶりに復活する。秋田町おどりロードは午後6時半から、その他はいずれも午後6時から。
◆街角おどり 徳島電気ビル前のよんでん阿波おどり広場(午後6~9時半)は、有名連の迫力ある乱舞を見物できる人気スポット。銀座おどり広場(午後6~10時)にも多くの連が踊り込み、熱気に包まれる。NHK徳島放送局では13~15日の午後0時半からと午後3時からの2回、有名連などが華麗に舞う。
◆にわか連 午後6時半と8時半、徳島市役所市民広場と元町演舞場西側のいずれかに集合。誰でも気軽に参加でき、有名連の踊り子から手ほどきを受けられる。事前の申し込みは不要。服装は自由だがオリジナルデザインの法被のレンタルがあり、市民広場と元町演舞場西側、徳島駅前の阿波おどり総合案内所の3カ所で、毎日午後6時から先着250人分を貸し出す。預かり金3千円が必要で、クリーニング代500円を差し引いた2500円を返却する。
◆その他 アスティとくしま多目的ホールの「アスティおどりひろば」で午前11時と午後2時、有名連の公演や体験レッスンなどがある。阿波おどり会館では午前11時、午後1時、同3時に特別公演を開く(入場料は大人1000円、小中学生500円)。午後5時から無料体験もあり、毎日午前9時から1階で整理券を配る(定員200人)。