徳島市の阿波踊り開幕前日の11日に開かれる「選抜阿波おどり前夜祭」(実行委主催)の最終リハーサルが8日、徳島市のアスティとくしまであった。有名連19連と三味線グループ「阿波ぞめき渦の会」の計約600人が本番さながらの豪華な舞台を繰り広げた。
渦の会とうずき連、ゑびす連による第1部と、県阿波踊り協会の17連による第2部、出演者全員による合同フィナーレを本番と同じプログラムで行った。演出担当者は舞台構成や照明などを入念に確認していた。
第1部は渦の会の約70人による三味線演奏で幕開け。うずき、ゑびす両連の踊り子たちが一糸乱れぬ群舞で観客を魅了する。第2部は、舞台上で変幻自在に隊列を変える男踊りと女踊りの華やかな競演が見どころだ。
前夜祭は11日午前11時、午後3時、同7時の3回、アスティとくしまで開かれる。
昨年まで県協会と共演していた阿波おどり振興協会に対し、主催団体「阿波おどり実行委員会」が出演を依頼せず、今年は振興協会は出演しないことになった。