勝浦町の「ビッグひな祭り」が25日、同町生名の人形文化交流館で開幕した。町内外から多くの家族連れらが訪れ、華やかな雰囲気を楽しんでいる。3月31日まで。
会場には、高さ8メートルのピラミッド型ひな壇などに約3万体のひな人形がずらり。開幕セレモニーでは地元の子どもらによるみこしや金管バンドの演奏、阿波踊りなどが披露された。
今年は、実行委メンバーが作ったつるし雛(びな)や、町特産の貯蔵ミカンのマスコットキャラクター「ちょぞっ娘(こ)」などを乗せた手作りの宝船が来場者を楽しませている。町で発見が相次ぐ恐竜関連の展示も充実し、注目を集めた。
同町の生比奈小2年の玉置由奈さん(8)は「人形の顔は少し怖いけど、服の色や模様がきれい。たくさんの人が来る町の自慢のイベント」と笑顔だった。
同町坂本地区でも関連イベントの「さかもとおひな巡り」も始まった。風情のある町並みで創作飾りが楽しめる。3月12日まで。