任期満了に伴う上板町議選(定数14)は、9月8日の告示まであと1カ月となった。これまでに立候補の意思を固めているのは、定数を1上回る15人。さらに新人1人が出馬を検討しており、選挙戦に突入する公算が大きい。

 現職13人(欠員1)のうち、2人が引退を表明している。立候補を予定しているのは現職11人、元職1人、新人3人。さらに7月31日の立候補予定者説明会に出席した男性が「立候補の準備をしているが、場合によっては取りやめる」としている。

 立候補予定者15人を地区別にみると、大山地区(有権者4402人)は現職5人、新人1人、元職1人。松島地区(同3600人)は現職4人、新人1人。高志地区(同2496人)は現職2人、新人1人。党派別では共産が1人で、他は全員が無所属。

 上板町政は2008年の町長解職請求(リコール)、13年の官製談合事件をめぐる町長(当時)の摘発など混乱があった。町議会でもリコール以来のしこりが残っており、改選後の与野党の勢力分布が注目されそうだ。

 現在の構成は町長派6人、反町長派5人、中立2人。徳島新聞の取材では、立候補予定者の内訳は町長派7人、反町長派4人、中立4人。町長派の候補者全員が当選すれば、半数を占める。

 立候補予定者は6月以降、あいさつ回りを本格化させ、支持固めを図っている。ただ、一時は無投票との見方があったこともあり、選挙戦ムードは盛り上がっていない。人口減少対策など課題は山積しているが、政策についての目立った論争は聞かれない。

 届出書類の事前審査は今月27、28日の午前9時から町役場で行われる。6月2日時点の有権者数は1万498人(男4976人、女5522人)。