レギュラーガソリンの県内平均小売価格が1月末以降、4週連続で全国最安値を記録した。22日発表の価格は160円で、最高値の長崎県とは20円超の開きがある。もともと徳島は販売競争が激しい土地柄の上、景気回復の遅れからか他県に比べてガソリンが売れないことが背景にあるとみられる。消費者にとって歓迎すべき安値だが、安売り競争の激化は小売業者の利幅を圧迫しており、廃業の増加を心配する声も上がる。

 資源エネルギー庁によると、県内平均小売価格は1月30日に発表された161円で全国最安値となり、160円40銭(2月6日)、160円50銭(同13日)と推移。全国平均小売価格は昨年11月以降、167~168円台と横ばいが続くが、徳島ではじわじわと下がり、全国平均との価格差は7円台となっている。

 県内の価格が低い理由について、徳島は景気回復の遅れからか…