任期満了に伴う阿南市長選は、11月15日の告示まで1カ月となった。これまでに現職の岩浅嘉仁氏(65)=無所属、同市日開野町西居内=と、元同市議の福島民雄氏(60)=無所属、同市羽ノ浦町中庄=の2人が立候補を表明。ほかに目立った動きはなく、一騎打ちとなる公算が大きい。

 10月に入るまで無投票ムードが漂っていたが、福島氏の出馬表明で状況は一変した。選挙戦は12年ぶりで、同市が羽ノ浦、那賀川両町と合併した2006年以降では初。岩浅氏が在任期限を3期とした初当選時の公約に反して4選出馬することへの是非や、3期12年の岩浅市政に対する評価が争点となりそうだ。

 岩浅氏は今年6月の市議会定例会で立候補を表明。12年前に選挙エリアではなかった羽ノ浦町を重点地区と位置づける。これまでに市内3カ所で100~250人規模の集会を開いた。

 10月13日に立候補を表明した福島氏は、地元の羽ノ浦町を中心に支持者へのあいさつ回りを行っている。自民党県議らの支援を受けて準備を進めており、近く市中心部に後援会事務所を開設する。

 市長選と同じ日程で行われる市議補選(欠員3)は、元職1人、新人2人が出馬の意向を固めている。選挙戦になるかどうかは微妙な情勢だ。

 届け出書類の事前審査は29日午前9時から午後4時まで、同市富岡町の阿南ひまわり会館。9月2日時点の有権者数は6万2107人(男2万9698人、女3万2409人)。