徳島市の阿波踊りに初参加する榮さん(左)と大塚さん=つるぎ町貞光

 徳島県つるぎ町地域おこし協力隊の榮(さかえ)高志さん(36)=つるぎ町貞光、大阪府出身=と、元三好市地域おこし協力隊の大塚学さん(29)=美馬市脇町猪尻、埼玉県出身=が、12日に開幕する徳島市の阿波踊りに初めて参加する。2人は、つるぎ町の徳川連で大太鼓を担当しており「練習の成果をしっかりと出したい」と意気込んでいる。
 
 つるぎ町地域おこし協力隊の榮高志さん(36)=つるぎ町貞光、大阪府出身=と、元三好市地域おこし協力隊の大塚学さん(29)=美馬市脇町猪尻、埼玉県出身=が、12日に開幕する徳島市の阿波踊りに初めて参加する。2人は、つるぎ町の徳川連で大太鼓を担当しており「練習の成果をしっかりと出したい」と意気込んでいる。
 
 昨夏、毛やりの担当がいなかった徳川連の吉本正司連長(65)=つるぎ町貞光=から打診され、2人そろって連に参加。早速、さだみつ阿波踊り大会に出演し、最前列で毛やりを手に練り歩いた。観客と一体になって踊りを楽しみ、「徳島の一員になれた」と感激したという。

 2人は今春、美馬市にツアー企画会社「AWA―RE(アワレ)」を設立。今後、外国人向けのツアーを実施するため「阿波踊りをちゃんと覚えて外国人に伝えたい」と、6月に吉本連長に願い出て徳島市の阿波踊り初日への参加が決まった。

 7月から週1回、連のベテランから大太鼓の指導を受け、打ち方やリズムを学んだ。大太鼓担当の吉岡亮二さん(40)=同、理学療法士=は「2人とも打ち方の筋が良い。本番も活躍してくれるだろう」と期待する。

 今月4日には、つるぎ町貞光の特別養護老人ホーム「コンフォール貞光」の夏まつりに出演し、会場に力強い音を響かせた。2人は「まずまずの出来だった。12日の本番でも踊りを楽しみたい」と話した。