スコーンを製造、販売する「SIScone」の山尾千晴さん(38)と藤川由季さん(34)姉妹=ともに美馬市脇町=が、藍住町に冷凍スコーンの自動販売機を設置した。
4個入りを4種類販売している。一番人気はAセット(1000円)。スコーン生地はバターと卵を使用しておらず、しっとりとした食感になるよう、生クリームをふんだんに入れている。甘さ控えめなので、ティーと一緒にいただくのがおすすめ。ジャムやクリームチーズなどで自由自在にアレンジできる「プレーン」、きな粉風味の生地とキャラメルチョコチップの相性が抜群な「きなこキャラメル」、チョコチップとピーナツのつぶつぶとした食感が楽しい「チョコピーナッツ」、抹茶をふんだんに使った生地にホワイトチョコの甘さが引き立つ「抹茶ホワイトチョコ」の4種類が楽しめる。
冷凍のため製造から1カ月ほど日持ちする。自然解凍の場合、夏は30分、冬は1時間ほどで食べ頃になるという。解凍してからトースターで2、3分焼くと焼きたてのようなサクッとした食感になる。
もともとスコーンが好きだったという2人。趣味からスタートしたスコーン作りが本格化し、2022年の春から販売を始めた。現在は店舗を持たず、美馬市の道の駅「みまの里」や阿波市のジェラート店「ドルチェ」などで委託販売するほか、土日にはイベントに出店している。自販機での販売は2月14日から。より多くの人に店を知ってもらおうと設置を決めた。
今後はスコーンの種類を増やし、スコーンを使ったおやつも販売する予定。山尾さんは「日時を問わずスコーンが買えるので、ドライブがてら気軽に立ち寄ってほしいです」とほほ笑んだ。(辻崎愛満)
設置場所=藍住町勝端東勝地61―10
問い合わせ=080―6280―1212