任期満了に伴う阿南市長選は、15日の告示まで1週間に迫った。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、現職の岩浅嘉仁氏(61)=同市日開野町西居内=と元市議の福島民雄氏(65)=同市羽ノ浦町中庄=の2人だけで、一騎打ちの公算が大きい。選挙戦では、岩浅氏が在任期限を3期とした初当選時の公約に反して4選出馬することへの是非や、岩浅市政3期12年の評価が争点となる。

 選挙戦になるのは12年ぶりで、同市が旧羽ノ浦、那賀川両町と合併した2006年以降では初めて。

 岩浅氏は8月30日に後援会事務所を開設。市議18人の支援を受けており、これまでに30~120人規模の会合を約20回開いた。子宮頸がんと乳がん検査の無料化や、阿南中央医療センターを中心とした地域医療の充実などを公約に掲げる。

 福島氏は10月21日に後援会事務所を設けた。市議2人と自民党県議2人が支援。30~70人規模の集会を12回開き、街宣車で知名度向上を図っている。公約には第2子以降の保育料無料化や第3子以降への最大500万円の支給などを挙げる。

 両陣営とも既に市内全域を回り終えているが、10月に入るまで無投票ムードが漂っていたため、有権者の関心はまだ低い。

 同時に行われる市議補選(欠員3)は、見能林町の農業男性と富岡町の会社経営男性の新人2人、上中町の畳製造業男性と橘町の会社役員男性の元職2人が立候補の準備を進めている。

 立候補の受け付けは、15日午前8時半から午後5時まで、同市富岡町の阿南ひまわり会館。9月2日時点の有権者数は6万2107人(男2万9698人、女3万2409人)。