任期満了に伴う阿南市長選は、22日に投開票される。立候補しているのは、新人で元市議の福島民雄氏(65)=同市羽ノ浦町中庄=と、現職の岩浅嘉仁氏(61)=同市日開野町西居内=の無所属2人。岩浅氏が在任期限を3期とした公約に反して4選出馬したことへの是非や、市政の継続か刷新かをめぐり、両氏は懸命の訴えを続けている。

 福島氏は、岩浅氏が提案した多選自粛条例が議員提案で廃止されたことに触れ、「周囲のお膳立てで公約を破り、出馬したのはおかしい」と批判する。新市庁舎建設や市民会館の移転新築計画を引き合いに、現市政を「ハコモノ行政」と指摘。ハード整備の財源を、高校卒業までの医療費や第2子以降の保育料の無料化といった子育て支援策に充てると主張している。

 岩浅氏は、2018年開院予定の阿南中央医療センター(仮称)整備などを挙げ、「やり残したことがある」と4選出馬への理解を求めている。各地区に選挙カーを走らせ、学校改築など、それぞれが抱える課題への対応を説明。低調といわれる選挙ムードに気をもみ、街頭に立つ回数を増やし、幹線道路での朝立ちでは「投票へ行こう」のプラカードを掲げている。

 同時に行われる市議補選は、5人が立候補しており、3議席をめぐって激しい争いを繰り広げている。

 投票は22日午前7時から午後8時まで市内46カ所(このうち8カ所は午後7時まで。伊島投票区は21日に繰り上げ)で、開票は午後9時15分から七見町の市スポーツ総合センターで行われる。

 20日までの5日間の期日前投票は5860人で、有権者6万2060人(14日時点)の9・4%。(杉本宏文、岡田麻衣)HPで速報

 徳島新聞社は、阿南市長選の開票結果をホームページ(HP)で速報します。