新春の阿波路を駆ける第61回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)は3日午前11時から徳島市のホテルクレメント徳島で行われる開会式で開幕する。過去最多タイの全16郡市(オープン参加の名東郡を含む)の代表が4~6日の3日間、県内を一周する44区間268・2キロ(第1日=17区間104キロ、第2日=16区間91・7キロ、最終日=11区間72・5キロ)で健脚ドラマを繰り広げる。
 
 開会式には16郡市の選手、監督ら約800人が参加予定。各チームの紹介や優勝旗返還の後、永年出場競技者(男子10回以上、女子7回以上)14人を表彰し、阿波市の澤善弘主将(西光寺住職)が選手宣誓する。

 レース第1日の南方コースは2年ぶりに那賀コースが採用される。全区間の距離、通過予定時刻などは<別表>の通り。

 第1日は午前7時半に海陽町の宍喰橋をスタート。徳島市幸町の新聞放送会館別館までの17区間でたすきをつなぐ。

 優勝争いは4連覇を目指す鳴門と、前回3位の徳島を中心に展開されそうだ。鳴門は安定感のある実業団勢と大学生を主要区間に配して首位発進を狙う。県高校駅伝で活躍した鳴門高勢も力を付けている。

 4年ぶりの王座奪還に意気込む徳島は一般勢に加え中高生が充実。全国駅伝出場の徳島科技高勢ら有力な若駒もそろった。

 2強を追う美馬市、板野、小松島、阿南の4チームによる3位争いや入賞ラインをめぐる攻防からも目が離せない。

 永年出場競技者は次の皆さん。
 
  田渕矩良、井本義彦、丹生雄登(以上那賀郡)大西亮(小松島市)野々村哲也(徳島市)井上直人、佐々井良輔(以上板野郡)奥谷裕一(鳴門市)前田悠作(名西郡)大久保卓也、阿利美咲(以上吉野川市)山本拓郎(美馬郡)中尾山裕介、中川真結(以上三好郡)