鳴門渦潮対松商学園 前半36分、鳴門渦潮の梅津(右)がゴールを決め2-0とする=兵庫五色台運動公園

鳴門渦潮対松商学園 前半36分、鳴門渦潮の梅津(右)がゴールを決め2-0とする=兵庫五色台運動公園

 サッカーの第23回全日本高校女子選手権は3日、兵庫県内で32チームが参加して開幕。1回戦が行われ、四国第2代表で3年連続3度目出場の徳島県の鳴門渦潮は6-0で北信越第3代表の松商学園(長野)に大勝し、2年連続で初戦を突破した。前回覇者で昨夏の全国総体との2冠を目指す日ノ本学園(兵庫)も順当に勝ち上がった。

 鳴門渦潮は4日午後1時45分からベスト8進出を懸け、関東第1代表の村田女子(東京)との2回戦に臨む。

 [評]個の技量、組織力のいずれも勝る鳴門渦潮が6得点で圧倒した。

 立ち上がりからトップ下の山田を軸に前線でボールを保持すると前半3分、山田の左クロスをゴール前でフリーとなったMF竹田が右足で合わせて先制。36分にも山田の右クロスをMF梅津が左足で押し込んで2-0とし、後半も4得点した。ミスからボールを失ってカウンターを受ける場面もあったが、CB天神を中心とした守備も要所を締めて完封した。