国立病院機構(東京)は7日、徳島病院(吉野川市鴨島町)の一部機能について、10月をめどに東徳島医療センター(板野町)へ移す方針を明らかにした。対象は、医療的ケアを必要とする患者がNICU(新生児集中治療室)を退院後、引き続き療養・療育支援を受ける目的で入院する「ポストNICU」病床(8床)のみ。徳島病院を巡っては、全ての機能をセンターに移転・統合する基本構想が2018年に公表されたが、当面は現在地に残る形となった。
国立病院機構によると、ポストNICUの専門医療は合併症や在宅移行支援などへの対応が求められている。関連する医療機能が充実した東徳島医療センターに移し、患者ニーズに対応しやすくする…
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