第61回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)最終日は6日、レース終了後に徳島市のホテルクレメント徳島で閉会式が行われ、4年連続33度目の栄冠をつかんだ鳴門に優勝旗が贈られた。最優秀競技者(MVP)は大会最長14・4キロの39区を制した小松島の大西亮(プレス工業)が初めて選ばれた。
閉会式では、卯木英司大会長(徳島陸協会長)が鳴門の市橋賢治監督(鳴門高教)に優勝旗を贈呈。個人表彰はMVPのほか、新人賞に美馬市の宮本大生(脇町中)と阿南の小林璃々(羽ノ浦中)、阿波の瀬尾叶望(吉野中)が選ばれた。
植田和俊名誉大会長(徳島新聞社社長)が「今回も盛大な大会を開催できた。徳島駅伝からオリンピック選手が出てくることを期待している。精進を続け、自らの夢を実現してほしい」と呼び掛け、3日間にわたる熱戦の幕を下ろした。
4連覇を果たした鳴門の選手や関係者はゴール後、徳島市幸町の新聞放送会館別館前でアンカーの元木駿介(京産大)を胴上げし、喜びを分かち合った。
MVP、新人賞以外の表彰チーム、選手は次の通り。
[チーム表彰]敢闘賞第1日・那賀、第2日・吉野川、第3日・勝浦▽躍進賞 三好市▽努力賞 阿波、美馬郡、三好郡▽奨励賞 名東▽中学生総合優勝・阿南、準優勝・板野、3位・名西▽女子総合優勝・阿南、準優勝・板野、3位・海部
[個人表彰]優秀競技者 村上聡、元木駿介、寺西雅俊、西山容平、山下和将、奥谷裕一、井川重史(以上鳴門)日下聖也、熊井現(以上徳島)岩佐壱誠(那賀)六車飛翔(美馬市)井内優輔(小松島)▽敢闘賞 光永健太郎(那賀)井上夢彩(吉野川)藤木浩史(勝浦)