徳島県警察本部

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 地域にある公共施設や教育施設に爆弾を仕掛けたなどとする脅迫文が8日、徳島県内20市町村の庁舎にファクスで届いた。県警は1月に県内各地の学校などに相次いで届いた脅迫文と関連があるとみて威力業務妨害容疑で調べており、庁舎や学校周辺のパトロールを強化している。

 各市町村や県警によると、脅迫文は「弁護士の唐澤」を名乗る人物が差出人となっており、「主要な公共施設と教育施設に爆弾を仕掛けた」と記載。爆弾は午後3時34分から午後8時10分の間に爆発するとされており、「今回は本当に爆発するので覚悟してください」などと記されている。

 このうち、吉野川市役所には、脅迫文に加え、同じく「弁護士の唐澤」を名乗る人物から、損害賠償金300万円の支払いを求める文書もファクスで届いた。

 県警によると、この日は同様の脅迫文が四国のほかの3県でも確認されている。県内では1月20~30日にも、小中高校や市町村の庁舎などに似た文面の脅迫文が届いていた。