今季J2で戦う徳島ヴォルティスは9日、主力8選手の契約更新と、鳴門市出身のDF木下淑晶(24)の日本フットボールリーグ・FC大阪への期限付き移籍を発表した。これで1年でのJ1復帰を目指す2015年シーズンの在籍選手は28人となり、ほぼ陣容が固まった。
 
 契約を更新したのはDFの福元洋平(27)藤原広太朗(24)、MFのアレックス(31)青山隼(27)斉藤大介(34)、FWの津田知宏(28)大﨑淳矢(23)金宗旻(22)。昨季J1でのリーグ戦出場は福元26試合、藤原26試合、アレックス27試合(1得点)、青山4試合、斉藤22試合、津田19試合、大﨑31試合、金宗旻17試合だった。
 
 木下は2013年に徳島に入団。これまでリーグ戦の出場機会に恵まれず、昨季はナビスコ杯3試合、天皇杯1試合に出場した。16年1月31日までの期限付き移籍に際し、木下は「応援してくれる仲間、ファン・サポーターのためにも必ず成長した姿を見せられるよう頑張りたい」とコメントした。
 
 また、徳島はMF宮崎光平(33)=熊本県出身=の現役引退も発表した。位置取りの巧みなMFとして活躍し、リーグ戦出場はJ1通算65試合(6得点)、J2通算258試合(30得点)。今後は徳島の運営会社に入社し、営業推進部に所属する。宮崎は「プロとして16年間プレーできて幸せだった。今後はフロントに入って恩返しし、徳島を盛り上げていきたい」と話している。