宮中の祭祀(さいし)で阿波の役割が分かる「延喜式(えんぎしき)」や、鳴門の土佐泊にゆかりがある「土佐日記抄」など、古代から近代までの貴重な古書籍など78点が、徳島市の徳島県立文書館の企画展「近世小松島商人の蔵書Ⅱ」で公開されている。金磯新田を開いた多田家と、藍と酒造で知られる豪商西野家の旧蔵品で、地方文化の水準の高さがうかがえる。4月23日まで。