J1復帰を掲げ、今季の初練習に励む徳島の選手たち=徳島スポーツビレッジ

 J2徳島ヴォルティスは19日、板野町の徳島スポーツビレッジで初のチーム練習を行い、1年でのJ1復帰に挑む新シーズンのスタートを切った。テーマとする「全員攻撃、全員守備」の実践に向け、まずは90分間足を動かし続けることのできるコンディションづくりに着手。ペース走、サーキットトレーニングと初日からみっちりと汗を流した。
 
 小林監督をはじめ、コーチ陣と新加入11人を含む選手28人が参加。午前の1時間半は約9キロのペース走。「明るく、落ち着いて走っていた」と小林監督が表現したように、和やかな雰囲気で黙々と走り込んだ。一転、午後は2時間半にわたる筋力トレーニングとボールワーク。スクワット、はしごステップ、バランスディスクの上での片足立ち・・・。次第に選手の顔から笑みが消え、日も光も差して額に汗が浮かぶ。昨季のJ1が中断期間のある34試合だったのに対し、今季のJ2はノンストップの42試合。けがによる長期離脱者を出さないための素地となるフィジカル強化が欠かせない。
 
 唯一の大卒ルーキー、MF佐々木陽は「初日にしてはきつかった」と目を丸くしながらも「キャリアに関係なく積極的にコミュニケーションを図った」と一日も早い既存選手らとの融合に意欲的。J1に残留できなかった昨季のリベンジを果たすために完全移籍を決断したMFエステバンはペース走で常に先頭を走った。「背中で引っ張りたいとの思いもあるが、いつも自分に厳しくありたい」とプロらしさをのぞかせた。
 
 選手と一緒に走った小林監督は「みんな意識高くしっかり準備してきてくれている。さわやかですがすがしい初日となった」と満足そうに話した。