サーキットトレーニングで体を鍛える徳島の選手たち=高知市の春野総合運動公園球技場

 「90分間、足が止まらない体を手に入れろ」。J2徳島ヴォルティスの1次キャンプ2日目は29日、高知市の春野総合運動公園球技場で行われ、選手はサーキットトレーニングと攻守の切り替えを意識したボールワークに取り組んだ。
 
 19日の始動日から走り込んできたチームは徐々にプレー中の動きに近づけながら体の強度、バランス、安定性や復元力を養うサーキットトレーニングに汗を流した。ピッチに用意されたミニハードルを跳び越え、人型の間をジグザグに駆ける。体に乳酸がたまり、体を動かしにくくなった状態で正確にボールコントロールができるようにパス交換を繰り返した。
 
 「ベレーザ(いいぞ)。」ブラジル人のカルロス・フィジカルコーチの掛け声が選手を後押しする。4年ぶりに古巣に戻ったFW佐藤は「段階を追ってトレーニングが進んでいくので手応えを感じながら前向きに取り組めている」。昨季3冠を果たしたG大阪でリーグ戦出場は23試合(2得点)。「あまり試合に出られなかったことを反省して一から体を鍛え、いいコンディションで開幕を迎えたい」と話す。
 
 午後はスクワット、腕立て伏せなど筋力アップを図るメニューを追加。10人1組でのボール回しの後は11対11の実戦形式を行い、丁寧なビルドアップと攻守の切り替えの速さを徹底した。ボールを失っても足を止めずに追い掛けるという「全員攻撃、全員守備」を常に意識してトレーニングは進んでいる。
 
 切れのいい動きを見せていたMF衛藤は「走った後にボールワークもみっちりやって体はきつい。でも今やっていることが後につながる」と意欲をみなぎらせた。